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米国パシフィックノースウエスト国立研究所(PNNL)への訪問、打合せ
(2018年1月29,30日)

IRIDでは、福島第一原子力発電所内の燃料デブリを取り出し後、安全に収納し、構内を移送し、保管するための収納缶の技術開発を進めています。それに伴い、海外の原子力関係機関や専門家との関係を強化した活動を行っています。

今回ご紹介する米国パシフィックノースウエスト国立研究所(PNNL)への訪問、打合せは、IRIDが進めているプロジェクト「燃料デブリ収納・移送・保管技術の開発」における「水素発生量評価におけるα線の影響の検討 "Study of the Impact of the α-ray on the Hydrogen Generation Evaluation"」の取り組みの一環として実施しました。

○訪問先:
米国パシフィックノースウエスト国立研究所(PNNL)(ワシントン州リッチランド)

○成果:
収納缶に燃料デブリを収納した際には、放射線の影響により収納缶内に存在する水から水素ガスが発生します。実際の運用ではモニタリングとともに、予め発生する水素ガスについて量を予測し対策を講じるための技術開発の必要があります。IRIDが進めるプロジェクトでは国内の各種検証に加え、米国の研究所技術者と協議し、特にα線の影響を含む水素発生挙動(水素発生モデルを含む)に関する多くの知見を得ることができました。

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【写真】

  • PNNL技術者と日立GEニュークリア・エナジー技術者

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  • 日本との国際TV会議の様子

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活動報告