TOP > R&D Topics > 原子炉格納容器漏えい箇所の補修技術の実規模試験
圧力抑制室(suppression chamber,S/C)脚部補強技術の実規模試験について[IRID/日立GEニュークリア・エナジー](2016年11月29日)

原子炉格納容器漏えい箇所の補修技術の実規模試験
圧力抑制室(suppression chamber,S/C)脚部補強技術の実規模試験について[IRID/日立GEニュークリア・エナジー](2016年11月29日)

2016年11月29日

IRIDでは、福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、平成28~29年度の経済産業省によるプロジェクトとして原子炉格納容器の漏えい箇所に対する補修技術の開発を進めておりますが、このたび、原子炉格納容器(PCV)下部の水漏れ箇所を補修する技術の確立のため「実規模試験体」※を用いた試験を開始いたしました。

 

最初の試験として、2016年11月にS/C脚部補強技術の施工性確認試験を実施いたしました。
※この試験体は、福島第一・2号機のPCV下部にあたるベント管、圧力抑制室(S/C)やトーラス室壁面などを模擬したもので、試験体のサイズは実寸大ですが、本来は円周状のS/Cを8等分して、その一つを切り出した形としています。

●試験概要【S/C脚部補強技術】
燃料デブリ取り出しのため、圧力抑制室内に止水材の充填をおこなう(S/C内充填止水技術)研究開発を行っていますが、その際、止水材の充填による重量増加が見込まれるため、S/Cを支える脚部の耐震補強を目的として、S/C下部に補強材を充填して補強する技術開発に取り組んでおります。

●実規模試験の実施項目
・ベント管止水技術
・圧力抑制室(S/C)内充填止水技術
・圧力抑制室(S/C)脚部補強技術
それぞれについて、施工性確認試験及び打設試験を行う予定で、来年度中に、一連の工法開発の実規模試験を完了させる計画です。

*試験スケジュールが確定次第、随時更新する予定です。

<添付資料:圧力抑制室(S/C)脚部補強 実規模試験のうち施工性確認試験>
http://irid.or.jp/wp-content/uploads/2016/12/20161201.pdf PDF

20161201_1 20161201_2
打設装置 ホースを降下させる作業1
20161201_3 20161201_4
手前モニタを見ながら干渉物を避けホースを降下させる作業2 手前モニタを見ながら干渉物を避けホースを降下させる作業3
20161201_5 20161201_6
遠隔監視室の監視画面 補強材をホースへ送るための、ミキサ・アジテータ圧送ポンプ

本件に関するお問い合わせはこちら