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原子炉格納容器内部詳細調査時の少量サンプル回収装置の開発について[開発担当:三菱重工業](2019年8月)

2019年8月31日

このたび、東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所の廃止措置に向け、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器内部詳細調査時の少量サンプルを回収するための装置(極細線金ブラシ方式)を開発し、81日に開催したIRIDシンポジウム2019にて公開しました。

 

(主な特徴)
少量の燃料デブリ等のサンプルを原子炉格納容器内から回収し、外へ持ち出すことを目的としたサンプル回収装置です。原子炉格納容器内部調査用ロボットアームで取り扱えるように、X-6ペネ(直径600φ)を通過できるサイズです。
先端のブラシ(極細線金ブラシ)にて回収したサンプルについては、ホルダに収納した形で持ち出せる仕組みとなっています。

〇装置の寸法
幅:約15cm
奥行:約16cm
全長:約47cm
重量:約7kg

〇主要材料
本体:アルミ合金製
ブラシ:ステンレス製

今回開発した装置は試作機ですが、今後、改良のうえ2号機原子炉格納容器内部詳細調査時に少量サンプリングを行う計画です。

※2号機原子炉格納容器内部詳細調査時の少量サンプル回収装置(試作機)の動画はこちらをご覧ください。

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