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原子炉格納容器漏えい箇所の補修技術の開発 サプレッションチェンバ内充填止水1/1スケール試験体へのコンクリート打設試験について[開発担当:東芝](2016年10月15日)

2016年10月15日

IRIDでは、福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、平成28~29年度の経済産業省によるプロジェクトとして原子炉格納容器の漏えい箇所に対する補修技術の開発を進めておりますが、このプロジェクトの一環で、格納容器下部の構造体であるサプレッションチェンバ(以下、S/C)内にコンクリートを打設して、漏えい箇所を閉止する施工法を開発中です。
このたび、実規模スケールのS/C試験体にてコンクリート打設を行いました。

原子炉格納容器(PCV)下部を模擬した実規模試験体の試験準備完了と試験計画について(2016年10月13日)

2016年10月13日

このたび、原子炉格納容器(PCV)下部の水漏れ箇所を補修する技術の確立のために活用する「実規模試験体」※の試験準備が完了しました。

※この試験体は、福島第一・2号機のPCV下部にあたるベント管、圧力抑制室(S/C)やトーラス室壁面などを模擬したもので、試験体のサイズは実寸大ですが、本来は円周状のS/Cを8等分して、その一つを切り出した形としています。