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福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部詳細調査ならびに試験的燃料デブリ取り出しアクセス・調査装置(ロボットアーム)の三菱重工業株式会社神戸造船所における性能確認試験について[開発担当:三菱重工業株式会社]

2022年3月9日

IRIDでは、東京電力ホールディングス福島第一原子力発電所の廃止措置に向け、福島第一原子力発電所2号機原子炉格納容器内部詳細調査アクセス・調査装置ならびに試験的燃料デブリ取り出し装置(ロボットアームやエンクロージャ)の開発を進めてきました。
本装置については、英国から2021年7月に三菱重工業株式会社神戸造船所に移送し、8月下旬から性能確認試験を2022年1月21日まで実施してきました。
今回は、神戸造船所におけるロボットアームの性能確認試験の動画をご紹介いたします。
なお、本装置は経済産業省資源エネルギー庁の廃炉・汚染水対策事業費補助金により得られた成果です。

原子炉格納容器漏えい箇所の補修技術の実規模試験 圧力抑制室(suppression chamber, S/C)脚部補強技術の実規模試験について[IRID/日立GEニュークリア・エナジー](2017年7月31日)

2017年7月31日

IRIDでは、福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、平成28~29年度の経済産業省によるプロジェクトとして原子炉格納容器の漏えい箇所に対する補修技術の開発を進めておりますが、今回は、圧力抑制室(suppression chamber, S/C)脚部補強技術のモルタル材打設試験を行いました。

原子炉格納容器漏えい箇所の補修技術の実規模試験 圧力抑制室(suppression chamber,S/C)内充填止水技術の実規模試験について[IRID/東芝](2017年6月24日)

2017年6月24日

IRIDでは、福島第一原子力発電所の廃炉に向けて、平成28~29年度の経済産業省によるプロジェクトとして原子炉格納容器の漏えい箇所に対する補修技術の開発を進めておりますが、今回は、S/C充填止水技術のコンクリート打設試験を実施いたしました。

燃料デブリ臨界管理技術の開発/京都大学臨界集合実験装置(KUCA)を利用した「臨界近接監視手法」の開発(2017年6月21日)

2017年6月21日

燃料デブリは、現状は臨界になっていないと推定されています。今後の燃料デブリ取り出し作業時においても、その形状や水量等の状態の変化が予想されますが、臨界の形状を形成する可能性は非常に小さいと考えています。しかし、念には念を入れ、臨界の着実な防止を図るとともに、万が一臨界になった場合でも安全に終息できるように、未臨界監視技術や臨界防止技術の開発を進めています。