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PCV内部調査/2号機原子炉格納容器内部調査装置の開発について[開発担当:東芝エネルギーシステムズ](2017年12月22日)

2017年12月22日

このたび、東京電力福島第一原子力発電所の廃止措置に向け、福島第一原子力発電所2号機の原子炉格納容器内のペデスタル内部の状況を確認するための調査装置を開発し、12月22日にマスコミ公開を実施しました。

 

(主な特徴)
ガイドパイプと、約5mに伸長する伸縮式パイプの先端に、重さ約2kgのパンチルトカメラ・俯瞰カメラ・ケーブル送り機構などを搭載しました。

本調査装置は、X-6ペネと呼ばれる貫通口に、今年2月の調査で内部調査装置を挿入するために設けた直径約12cmの穴から挿入するため、装置の小型化を実現しました。

パンチルトカメラは、遠隔操作により垂直方向120度、水平方向360度の撮影が可能です。また、暗く、蒸気などにより視界が不明瞭であることが想定される原子炉格納容器内部の環境下においても、視認性を確保するためにカメラと照明の距離を調整できる機構を搭載しました。

(今回の調査)
今回開発した装置で2号機原子炉格納容器内部のプラットホーム下などの状態を調査する計画です。

■内部調査機器の概要
※2号機原子炉格納容器内部調査用ロボットの概要資料はこちらをご覧ください。
https://irid.or.jp/wp-content/uploads/2017/12/201712221.pdf

※2号機原子炉格納容器内部調査用ロボットの動画はこちらをご覧ください。
(YouTubeのサイトにリンクします)

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【写真】

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カメラとケーブル送り機構 テレスコピック
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先端パンチルトカメラ1 先端パンチルトカメラ2
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先端パンチルトカメラ3 内部調査装置先端

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