燃料デブリ取り出し工法の検討「原子炉圧力容器1/1スケールモデル試験」他[開発担当:日立GEニュークリア・エナジー](2017年4月)

2017年4月17日

IRID(開発担当:日立GEニュークリア・エナジー)では、福島第一原子力発電所の廃炉に向けた研究開発の取組のひとつとして、廃炉・汚染水対策事業費補助金・燃料デブリ・炉内構造物取り出しの基盤技術開発事業をおこなっております。
今回は、燃料デブリ取り出し工法のひとつである、燃料デブリ取り出しにおける遠隔作業技術「原子炉圧力容器(以下、RPV)1/1スケールモデル試験の研究開発状況」をご紹介します。

 

●「RPV1/1スケールモデル試験」の研究開発状況
・RPV内への共通装置*1、個別装置*2組込み時における、放射性物質の外部飛散防止性の確認試験を実施中。
・燃料デブリの切削を想定し、砥石による模擬燃料デブリ凸部の研削作業後、平らになった模擬燃料デブリの切削加工試験を実施中。

*1 共通装置:個別装置を設置するための基盤。
*2 個別装置:燃料デブリの切断、把持、回収に関連する加工機などが組込まれている箱。
燃料デブリの取り出しにおいては、個別装置を取り替えることで、さまざまな装置による作業が可能となる。

1)上からの燃料デブリ取り出し/共通装置+個別装置組み込み試験
<作業写真>

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大型クレーンによるRPV1/1スケールモデルへの共通装置組み込み試験
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個別装置へのフライス刃取り付け試験 共通装置への個別装置組み込み試験

2)砥石を使った模擬燃料デブリ凸部の研削試験
<作業写真>

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3)フライス刃を使った模擬燃料デブリ切削加工試験
<作業写真>

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【添付資料】
RPV1/1スケールモデル試験の研究開発概要
http://irid.or.jp/wp-content/uploads/2017/04/20170417.pdf PDF

【参考】
このほか、同所において、日立GEニュークリア・エナジーとスギノマシンの自社研究として、炉内構造物の切断を想定したアブレッシブウォータージェット(以下、AWJ)やレーザーによる切断技術の研究開発をおこなっております。
<作業写真>

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AWJおよびレーザーによる10mm金属片の切断、
把持、回収試験
観察モニターでの試験確認の様子
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AWJによる100mm金属片の切断試験

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