TOP > R&D Topics

【動画紹介】福島第一・2号機原子炉格納容器の内部調査に係る操作訓練の様子およびペデスタル内事前確認装置・堆積物除去装置について(2015年10月14日)

2015年10月14日

福島第一・2号機の原子炉格納容器内部調査については、調査装置の投入口となる貫通部周辺の調査・除染作業などの現場準備が整い次第、遠隔操作ロボット(サソリロボット)を投入して行う計画です。
このたび紹介させていただく動画は、IRID組合員である東芝が、格納容器内部調査に向けて今夏に実施していた訓練の様子を含む次の5点です。

高所用ドライアイスブラスト除染装置の開発・活用について(2015年9月8日)

2015年9月8日

福島第一原子力発電所の建屋内は放射線量が高く、人が長時間にわたって作業できる環境にないため、早期に除染を進める必要があります。
原子炉建屋1階(天井高7~8m)では、これまでに床面など低い位置での除染がすでに行われています。一方で、建屋内の汚染状況の調査結果によれば、高所部分(ダクト、ケーブルトレイ、配管など)からの放射線量が7割程度*と最も高いことから、この高所エリアの線量を低減することによる効果が期待されています。
*床面からは2割、壁・天井などから1割の結果

遮蔽ブロック&鉄板取り外し装置「TEMBO」の作業トレーニング実施中(三菱重工業)(2015年5月28日)

2015年5月28日

IRIDでは、小型ロボットを活用して、福島第一・2号機のPCV(原子炉格納容器)内部調査(A2調査)を計画しています。この調査では、小型ロボットを圧力容器の真下にあたる位置まで進入させ、カメラや線量計、温度計を駆使して、今後の廃炉シナリオの検討に必要なデータを取得することを目的としています。

「ミュオン透過法」による炉内状況調査の開始について(2015年2月12日)

2015年2月12日

2015年2月12日より、福島第一原子力発電所1号機において、ミュオン透過法による炉内状況の調査を開始しました。

廃炉作業を進めていくためには、溶け落ちた燃料(燃料デブリ)を取り出す必要がありますが、現場は放射線量がきわめて高く、人が近寄ることができません。そのため、現在も燃料デブリの位置等は直接確認できていません。

汚染水処理に伴う二次廃棄物の長期保管方策の検討結果を公表しました

2014年7月11日

今般、国際廃炉研究開発組合のメンバーである日本原子力研究開発機構(JAEA)は、東京電力福島第一原子力原子力発電所の汚染水処理に伴って保管している廃ゼオライト及び廃スラッジの安全性について検討を行い、その結果、発生する水素や放射線分解反応による安全性に問題が無いものと評価されると公表しました。

研究開発中の「PCV(格納容器)下部補修技術」試験の進捗状況についてお知らせします

2014年5月30日

廃炉を進める福島第一原子力発電所において、格納容器(PCV)からの漏えい箇所を特定し補修することは、増え続ける汚染水の発生量を抑制するだけでなく、中長期ロードマップの燃料デブリ取り出しに向けたデブリ冠水にとっても必要不可欠なものです。今回は、経済産業省の補助事業によりIRIDが研究開発を進めている「格納容器漏えい箇所特定技術・補修技術開発/PCV下部補修技術」の試験の進捗状況をお知らせします。

立木の放射能を分析し、構内の汚染状態を評価しています

2014年5月9日

今般、東京電力株式会社福島第一原子力発電所構内にある「立木」の放射能分析を行いました。これは将来、同構内から発生した放射性廃棄物を処理・処分する段階において、その方策を検討するにあたって、必要となる基礎データの蓄積・評価を行うため、研究の一環として行ったものです。これは、経済産業省の委託事業として、IRIDのもと、日本原子力研究開発機構(JAEA)が中心となって進めている研究(「放射性廃棄物処理・処分技術開発」の内、「福島第一原子力発電所構内で採取した立木の放射能分析」)です。

燃料取り出しに向けた調査用として水中走行遊泳型ロボット・形状変化型ロボットを開発中です

2014年4月24日

IRID組合員である日立GEニュークリア・エナジー株式会社は株式会社日立製作所と共同して、水中や障害物に囲まれた狭い空間で姿勢や形状を自在に変化させる2種類のロボットを開発してきたところ、それを公表しました。今後、IRIDが進める国の補助事業による研究開発プロジェクトである「格納容器漏えい箇所調査技術開発」や「原子炉格納容器内部調査技術の開発」の一環として、本ロボットの実証等に取り組むこととしています。