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米国アイダホ国立研究所(INL)でのワークショップ開催
(2018年12月12~14日)

IRIDでは、国内外の叡智を結集し、福島第一原子力発電所(1F)内の燃料デブリを取り出し後、安全に収納・移送し、保管するための技術開発を進めています。それに伴い、海外の原子力関係機関や専門家とワークショップの開催等による技術情報の交換や議論を行っています。

今回ご紹介する米国アイダホ国立研究所(INL)でのワークショップは、IRIDが進めているプロジェクト「燃料デブリ収納・移送・保管技術の開発」のうち、「収納・移送・保管に係る安全要件・仕様検討」への取り組みの一環として実施しました。

訪問先

INL(米国 アイダホ州 アイダホフォールズ)

目的

米国スリーマイルアイランド原子力発電所2号機(TMI-2)での燃料デブリ取り出し作業およびINL、米国パシフィックノースウエスト国立研究所(PNNL)・ハンフォードでの燃料デブリ保管や各種安全評価の経験を持つ研究者や技術者等の専門家から、現在、IRIDで検討中の1F燃料デブリの収納や保管に係る機器・設備設計について、詳細な技術レビューを受け、また、議論を通じて設計の高度化を図ることです。

成果

当該ワークショップで情報交換や議論を行うことにより、安全性及び成立性の評価が進みました。また、収納作業や乾燥処理等その後の取り扱い・保管に係る、米国専門家の具体的な経験、知見及び教訓が得られ、今後、詳細設計に進むにあたり、多くの貴重な情報を獲得しました。

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【写真】

  • INLホールにて、ワークショップ参加者
    (日本:IRID、NDF 米国:INL、PNNL、TMI-2廃炉を経験した技術者)

  • INL会議室にて、ワークショップの様子
    (提示された資料に基づく議論)

活動報告